2012年11月5日月曜日

イエメン・フレンズ第4回閣僚会合(概要)

平成24927

  1. 67回国連総会出席のためニューヨークを訪問中の玄葉外務大臣は,927日(木曜日)午前8時半から11時の間に(現地時間),イエメン・フレンズ第4回閣僚会合に出席しました。ハーディー・イエメン大統領,ヘーグ英外相,アブドゥルアジーズ・サウジアラビア外務副大臣が共同議長を務め,本件会合には約40の国・機関の代表が出席しました(共同議長声明骨子http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/yemen/visit/1209_frends_kos.html)。
  2. いわゆる「アラブの春」の中,イエメンでは,GCC(湾岸協力理事会)主導により平和的な政権交代が実現し,今次会合では,「アラビア半島のアルカーイダ」(AQAP)への対処,人道危機,軍の分裂等,多くの課題を抱えるイエメン新政権に対し,国際社会が今後も支援を行っていくことで一致しました。また,94日のイエメン・ドナー会合での64億ドルの支援プレッジに加え,今次会合では,各国・機関から1462億ドルの追加的な支援プレッジが表明されました。
  3. 年間約2000隻の我が国関係船舶がアデン湾を通航しており,我が国は同海域での海賊対処活動を実施しています。イエメンの安定と同国によるテロ対策は,中東・北アフリカ地域及び我が国を含む国際社会全体の利益との認識の下,玄葉大臣から,ハーディー大統領が進める改革への支援の継続を表明した上で,新たに300万ドルを乳幼児の栄養失調改善のために拠出する,また,イエメンにおける危機的な人道状況を踏まえ,追加的な食糧支援を行う用意がある旨述べました。
  4. 本年,既に我が国は大統領選挙支援として約114万ドル,人道支援として計約2330万ドルを供与しており,資金面でのこれまでの貢献は,合計約2744万ドルとなります。また,人的能力向上支援として,玄葉大臣から,本年度に,イエメン政府関係者の本邦研修(「海賊・海上テロ対策」,「援助吸収能力向上」及び「大統領・国会選挙管理」の各分野)を行う旨も表明しました(大臣ステートメントhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/yemen/visit/1209_frends_sta.html)。

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以上
今後ともよろしくお願いいたします。

伊藤 拝
事務局長
日本・イエメン友好協会

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