2012年7月17日火曜日

2012年度のラマダンについて

イスラム教徒の宗教的行事である断食が行なわれる本年(2012)"断食月(ラダザン)"は、真夏の720日に始まり、818日までの1か月間継続します。断食が終了すると819日から21日までの3日間は断食明けの祭日(砂糖祭)となり、公的機関などが休みとなります(2012年は819日から砂糖祭)。砂糖祭は、犠牲祭と並ぶイスラム教最大の祭りであり、砂糖祭の名のとおり、人々は飴玉等の甘いものを贈って祝います。「砂糖祭」も、「犠牲祭」同様毎年11ずつ繰り上がり(早くなり)ます。

《ラマダンの1日》

•日の出前に起床: 太陽が昇る前に「サフル(日の出前の食事)」を済ませる。

~日の出~

•モスクや家の中で礼拝をしたり、12時間寝て出勤したり、主婦は食事の支度したりしながら、静かに日没待つ。
•日没時刻が近づくと、一斉に帰宅: 帰宅ラッシュで道路は一時大混雑
 (日没後はがらんどうになります)!

~日没~

•日没のエザンと同時に一斉に「イフタールイェメーイ(断食明けの食事)」:栄養価の高い豪華な料理と、甘いデザートが食卓に並び、家族団らんでゆっくり食事を楽しむ。
•就寝

※「ラマダン」中は 病人、妊娠中、月経中の女性、子どもや旅行中の人などは断食しなくてよいことになっています。

以上

日本イエメン友好協会
手島 専務理事
2012.77

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