2007年9月4日火曜日

Yemen Times 一面記事から(1078)

早速コメントありがとうございました。
では、引き続き 2007年8月20日(月)(第1078号)
●「サレハ大統領、ホーシー派に最後通牒:サレハ大統領は、サアダ周辺で騒乱を起こしているホーシー派のリーダーアブドルマリク・アルホーシーに対して、調停委員会の指示に従わないのであれば、軍事的に制圧する、と述べた」とあります。
 →ホーシー派はイスラム保守主義勢力と位置づけられていますが、現在の開発に取り残された北部部族民の不満もある程度代表しているだけに、北部イエメン地域の人々も単なる「反乱軍」として見ているわけではなく、国軍の武力制圧で簡単に鎮圧できる問題ではないと思われます。
 もう一つの記事は
●「サナア大学で学生と軍の衝突:19日にサナア大学商学部で、大学の入学選定プロセスが不公平であると抗議に集まった学生に対して軍が発砲、学生がけがをした」とあります。
 →失業率の高いイエメンでは、大学に入ることはより良い仕事に就くための大切なステップです。この入学プロセスが、えこひいきなどによって歪められたりするのは人生に関わる大問題といえます。しかし、ただでさえ学生が多くてパンク気味のサナア大学、教育の質の維持も重要な問題です。
(さとかん) 

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