2012年4月9日月曜日

中東の窓 by:livedoor

2012年04月06日 10:31

イエメンでは暫定大統領が選挙され、権力の移行が始まりつつあるとの報道がある反面、特に南イエメンではアルカイダの活動が活発で、政府軍と度々衝突し、双方にかなりの人的損害が出ていると報じられており、南イエメンにおける治安の悪化の印象が強いのですが、サーレハ元大統領の動向も含めて、未だ未だ権力の移行には問題がありそうです。













取りあえず、al jazeera net とal qods al arbi netの記事をとりまとめ次の通り。

・サーレハ大統領に近い筋は、hadi大統領及び国民統一政府に権力移譲をスムースに行わせるために、サーレハ元大統領に2年間外国に出るようにとのサウディの圧力があるとの噂を否定した。
他方、同筋は米国および西側の圧力があることを認めて、サーレハはこの圧力を拒否し、外国に出ることなく、国内で与党党首としての政治活動を続けると発言した。
他方サーレハの息子が指揮する中央治安部隊が大統領府に繋がるサナア市の要所に展開している。
またサーレハに忠誠を誓う第4装甲師団も旧市街に展開している。
これいたいして部族兵もサナアの各地に展開している。
(この記事の 書かれた時点では大きな衝突は生じていないようです)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-04-05-08-40-11.htm

・サナア北方のarhab デはサーレハの長男率いる共和国警備隊と、周辺の部族の衝突がエスカレートしつつある。
このエスカレーションは、首都でもサーレハに忠誠を誓う軍と、革命派を支持する第1機甲師団との間の衝突が起きる可能性あるとの噂と重なり合っている。
arhab の部族報道官は、サーレハの息子どもの軍事作戦は、新大統領hadiが権力移行を進め、サーレハの息子や親族を共和国警備隊や空軍から遠ざけようとしているのを防ぐための、権力ないクーデターの試みであると評している。
http://www.aljazeera.net/news/pages/aea60ce0-823b-4e11-9603-ba4ea5184105?GoogleStatID=9

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